定量分析

定量分析(QA)は、ファイナンス、アカウンティング、マーケティング、オペレーションに使われる基本ツール。

QAの理論を使ってビジネスの問題を解決するのは、MBAの主要な仕事である。
複雑な問題に対象するときにも、客観的な姿勢を保つことが重要である。テクニックの背景にある理論ではなく、テクニックを用いて実際のビジネスの問題を解決することが重要である。

・意志決定理論

込み入った問題を、扱いやすいパーツに分ける。
ディシジョンツリー分析
1.その状況に関連した、すべての選択肢とリスクを洗い出す
2.それぞれの選択肢の金銭的な損得を計算する
3.それぞれの選択肢の不確実性をあげる
4.上記3ステップをツリー図にまとめる。
5.最適な選択肢を決定し、非金銭的な面も検討する。

ディシジョンツリーの選択肢の種類→アクティビティ(行為)とイベント(事象)
例)行為:石油を掘る。事象:石油が出る。

・キャッシュフロー分析

どのくらいの投資が必要で、どのくらいのキャッシュが生み出されるか
1.投資額を定める
2.利益を計算する
3.利益が生じる時期を特定する
4.利益の不確実性を数値化する
5.遅延を許容できるだけの利益があがるか考える

重要なのは、キャッシュフロー分析で示されるのが、利益ではなくキャッシュの流れである。

・確率分布

二項分布:2つの事象が起こりうる確率(裏・表、勝ち・負け)
正規分布:分布でもっとも使われる分布
標準偏差(σ):正規分布のばらつき(幅)を示す指標
累積分布関数:確率分布を累積的に見たモノ

・回帰分析と予測

関連があると思われる変数間の関係を調べるモノ、関連性が分かれば将来予測が可能になる。
例)売上げと価格、株価と収益、製造コストと生産量、気温と売上げ
最小2乗法の利用

教材スティーブン・シルビジャー.10日で学ぶMBA.SOFTBANK.2002年

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